看護師さんの転職で、退職前の引き継ぎがストレスに感じてしまう人も多いでしょう。
通常の業務と並行して引き継ぎ業務を行うことは、多忙な看護師さんにとって大きな負担になりがちです。そのため、引き継ぎ業務が雑になってしまい、後任者が困るという事態も少なくありません。うまく引き継ぎができなかった場合、転職後も前の職場から問い合わせの連絡が入ったり、新しい職場での人間関係に支障を来たしたりすることもあります。

一方で、担当業務の情報を漏れなく伝えるために、引き継ぎノートの作成などで残業や休日出勤が生じ、体調を崩すケースも見られます。
引き継ぎ用のノート作成は退職を決めた時点から始め、余裕を持って準備するのがおすすめです。ノート作成は静かな夜勤時を活用したり、業務の合間や通勤時などのスキマ時間を使ったりと、効率的に行いましょう。

そして、最もよく起こりがちなのが、引き継ぎ時のコミュニケーション不足の問題です。内容がうまく伝わらない、多忙で引き継ぎ時間の確保が難しい、相手が引き継ぎに不熱心など、様々な理由でストレスがたまることもあるでしょう。
イライラすることもあると思いますが、退職までの我慢だと割り切って、円滑なコミュニケーションを心掛けることも大事なことです。説明後は「分からない点があれば質問してください」と伝え、相手が話しかけやすい環境を作っておきましょう。

引き継ぎをいい加減に行うと迷惑な事態になりかねません。新しい職場に安心して専念できるように、必要な情報は事前にしっかりと伝えておくことが大切です。